2018/01/22

ノーズライディングのお話2



引き続き見てくださっている方ありがとうございます。ノーズライディングのお話 第2話。

シングルフィンで試合に出ているイメージあるかもしれませんが、元々はほとんどのコンテストを2+1シングルスタビライザーで出場していました。




今はクラシックボードとコンテスト用にやや動きも考えられたシングルフィンのボードをRyuji shapesにチューニングしてもらっています。


今こんなにシングルフィンに魅了されてしまった理由は2015年に初めて出場したMSA classicの影響です。本場カリフォルニア・マリブでの本場のロングボードを生で見た時の衝撃は...


その後のロングボード人生が変わってしまった位です♩


その頃にはすでにシングルフィンに乗っていましたが、この試合での衝撃と、自分のノーズライディングを評価してもらえたことにより日本のコンテストでもシングルフィンを使い始めるようになりました。

シングルフィン、クラシックボードには人々を魅了する何かがある気がします。






前置きが長くなってしまいましたが、クラシックボードってショートボードや2+1ロングボードと比べるとターンが重たくて動かないイメージ。

、、、その通りですよね(笑)




しかし、テール側に乗るとピポットターンで動くんです。ショートボードや軽いロングボードのようにドライブの効いたターンをしようと膝を曲げて体を傾けたらそのまま自分だけ落ちますが、


軽く膝を曲げて後ろ足の指の付け根あたりを少し押し込むイメージでゆっくりターンしてみてください。私の場合、ほとんど力を入れていません

クラシックボードは、つま先やかかとへの重心移動のみで(ボードを左右どちらかに傾けるイメージ)

細かな走るラインは変えられるし、この簡単な重心移動ができるようになるとただ波に乗っているだけのトリムが最高に楽しくなると思います。








本題のノーズライディングについてに入りますが、テイクオフする場所とテイクオフしてすぐの小さなターンがその後のノーズライディングができるかを決めてしまう

実はとても重要なところだと思っています。(ターンしないでノーズする方法もあります)



最初からフェードターンのような波に合わせるターンは上級編ですが、前回でもお話した

ノーズの角度を決める微調整が小さなターンとしています。最初はターンが大きすぎると日本のビーチブレイクだと完全に波に置いていかれてしまうし、

ボトムに降りすぎたりトップに上がりすぎたり、真横に走りすぎてもウォーキングに入ることができません。



ハイパフォーマンスボードに乗っている方は  立ってすぐにノーズ!!というイメージもある方もいると思いますがまずは慌てずに。です。

ウォーキングで"ドカドカ"と歩いてしまってはそのままボードに歩いた時の揺れが伝わってしまいます。ボードが軽くなるほど、不安定になったり失速する原因となります。





小さなターンをしてウォーキングに入るスポットに行くのと同時に大まかなノーズライディングの角度をここで決めています。

前回もお話したように、この角度は波によって毎回違うのでこれだ!とは言えませんが経験と練習での習得です。

いつから歩き出せば良いんだろう、、と思って波が終わってしまうのは勿体ないのでチャレンジあるのみです!



上の写真はボトムで小さなターンをして走るラインを上にあげているところ。後ろ足で波側(レギュラーなら親指の付け根あたり)を少し踏んでみましょう。

右側のレールが入り、ボードが上に上がっていきます。クラシックボードは自分がターンを始めてから1、2秒遅れてボード全体が動いてくることを活用し、

ボードがやや上に向かって走り出した時に歩き出すイメージでウォーキングをスタートさせています。





不安定なようで、波のフェイスでラインを上にあげている一瞬が実は一番安定感があります。ノーズライディングを練習中の方でもこのラインを走っているところをよく見ますが

歩き出しが大幅に遅れてしまうことでノーズライディングを更に難しくさせてしまっていると感じることが多々あります。

歩き出そうとしている時にはもう、私ではノーズライディングをしてバックステップをしているくらいの差があるんですね。


まずは1歩から。1歩も出せない方は後ろ足に重心が乗ってませんか?ウォーキング時には前足に重心を乗せることで歩きやすくなります。



私がノーズライディングの陸トレで使っていたアイテム ←これが結構練習になりました。


まだまだありますが、今日はここまで。


Hiroka