今日はロングボードのテイクオフ時の小技を。
コンテストでポイントになる訳ではありませんが、ゆったりとした波でクラシックロングボードに乗る時にこの小技を使っています。
Camera / Gopro hero5
普通、脇腹の横あたりにまっすぐ手を置いて(中指がノーズ方向を向いた状態)テイクオフに入りますが、
早くからテイクオフできるクラシックボードでは手をボードに置いてから2・3秒の余裕があるので、立つまでの数秒を楽しむために手のひらをボードに付けず指先だけで体を持ち上げたり
指先を外側の向けて(人差し指と親指の間がノーズを向いた状態)でテイクオフに入っています。海外のサーフムービーで見てからこのテイクオフに憧れて何年も前に始めましたが
最初は指が折れるかと思うくらい体が持ち上がりませんでした(笑)何度かトライしたらコツが掴めてすぐにできるようになったので技としてはかなり簡単だと思います。
この動作を取り入れるとテイクオフがワンテンポ遅れるので、サイズのある波やホローな波、速い波には向きませんが
小波やメローな波、早くからテイクオフできる波ではこの小技を使うことにより
・"わざと"テイクオフを遅らせることができる
・波のブレイクを待ってテイクオフしたい時、体を持ち上げる動作を美しくできる
いち、に、さーん、よいしょ!とテイクオフするとボードに余計な振動が伝わりグラグラしたり失速してしまいますが
指先で体を支えることができるようになると強制的に動作も遅くなるので更にスムースにテイクオフ(両足をボードにつける)できるようになります。
静かにテイクオフできるようになればボードに余計な振動を伝えずに波の斜面を降りるスピードを落とさず横に走れたり、
周りが見えて波のブレイクがわかるようになれば次の動作(フェードターンやノーズライディングなど)もしやすくなると思います*
初心者の方やショートボード、ミッドレングスには向かないのでご注意。
シングルフィンロングボードは優雅に美しく乗りたいので、ライディングだけではなく
テイクオフやパドリングなど様々なシーンでどうしたら美しく乗りこなせるのか
ライディングの練習以外にも日々研究しています*
ロングボードでテイクオフに余裕がある方は一度トライしてみてください♪
Hiroka